「今、取り組んでいることでこれ以上良くはならない」
つい、そんなことを思ってしまいますが、時間が止まらない限り、決して完璧はありません。まだできることはあるのではないか。そう考えることで成長の扉が開きます。今回は自分への戒めを込めて『完璧と思ってからが勝負』というテーマで記していきます。
可能性を閉ざしているのはいつも自分自身
なぜ「今、取り組んでいることでこれ以上良くはならない」と思ってしまうかというとその方が楽だからです。基本的に人は変化を嫌うので今のままで良いという思考になります。
たしかに、毎日、帰る場所が違っていたら、落ち着かないです。もちろん、住居のように頻繁に変わらなくて良いものもたくさんあります。一方で意図的に変えないといけないものもあります。それは、自分が向上心を持って取り組んでいるものです。変えなくて良いと思っているうちは成長はありません。なぜなら、自らの決めつけで自分の可能性を閉じているからです。現役時代、イチロー選手が毎年打撃フォームを変えていたのも、常に成長を臨んでいたからでしょう。
良いとされているものを体験する
では、意図的に変えるとは、具体的に何をすれば良いのでしょうか。私の答えはシンプルで良いとされているものを自ら体験することです。接客に課題を感じているなら、接客が良いとされるレストランに行ってみる。マーケティングを極めたいと考えているなら、マーケティングが上手な会社を徹底的にトレースしてみる。なぜ、自ら体験してみることが良いのかというと、自然と改善案が生まれてくるからです。自分がやっていることに自ら疑問を抱いて改善していくのは極めて難しい作業です。それよりも、良いとされるものと相対的に比較をすることで現状の課題が明確になってきます。私自身も、この体験をするということにはお金や時間をかなり費やしています。つまるところ、変化が激しい現代において、完璧など存在せず、改善をし続けるしかないと思った今日この頃です。
Done is better than perfect