どんなに優れた戦略や戦術を描いても、実行する人がやる気を出さなれければ、何も成し遂げることはできません。
そんなことを改めて考えて、やる気について調べていたところ、面白い考えた方に出会ったのでシェアさせていただきます。
やる気は分解できる
私が興味を持ったのは『ARCSモデル』というフレームワークです。
ARCSモデルとは、教育工学・教育心理学者のジョン・ケラーにより提唱された、学ぶ意欲を向上・維持するために教える側がとるべきポイントを整理したフレームワークです。
「注意喚起(Attention)」「関連性・理由(Relevance・Reason)」「自信(Confidence)」「満足感(Satisfaction)」の4つに分類されており、それぞれの頭文字から「ARCS(アークス)」と呼ばれています。
たとえば、本を読むという行為も以下のように、ARCSモデルにあてはめることができます。
「注意喚起(Attention):Amazonのおすすめに出てきて「おもしろうそうだなぁ」
「理由(Reason)」:目次を見て「読む価値がありそうだなぁ」
「自信(Confidence)」:実際に読んだ人のレビューを見て「自分でも読み切れそうだなぁ」
「満足感(Satisfaction)」:本を読み終えて「読んでよかったなぁ」
フレームワークは知るだけでは意味はないので、それをどう活かすかが大事ですよね。私自身は、やる気が引き出せていないケースに遭遇した際に、「A・R・C・Sのどの部分が不足しているのか?」ということを分解して考えるようにしています。
「他人のやる気を引き出したい!」「自分のやる気をコントロールしたい」という方はぜひARCSモデルにあてはめて考えてみてください!