最近は、新規事業に自分の時間を使うことが増えてきました。改めて、ゼロからイチを生み出すのは難しいと実感しています。取り組む中でどんなビジネスをしても結局ここに行き着くのでは?という気づきがあったのでそれについて書いていきます。
みんな同じゲームをしている
あなたは、あらゆるビジネスに共通する点は何だと思いますか?
私が出した結論は『人を動かすこと』です。
多くのビジネスは一人では成り立ちません。色んな人の協力があって、お客さんに価値を提供できるようになります。たとえ、人を必要としないビジネスだとしても、お客さんに動いてもらう必要があります。逆説的に言えば、人を動かせなければ、どんなビジネスも継続的にうまくいくことはあり得ないのです。
人を動かすとは?
では、人を動かすためには何をしなければいけないのか。
答えはシンプルで、相手にメリットを提供できるかどうかに尽きます。メリットがなければ、人は動きません。極端なことを言えば、多くの人はお金がもらえなれければ、働かないでしょう。「そんなこと言ったら、ボランティアはどうなんだ?」という声が聞こえてきそうです。ボランティアはお金ではなく、他者貢献感など別のメリットを享受しています。お客さんにしても、サービスに価値を感じるからお金を払います。つまり、相手にメリットを提供できなければ、人を動かすことはできないのです。
自分の器をデカくする
相手にメリットを提供するために必要なことは、相手の状況を想像することです。
「こう言ったら相手が嫌な気持ちになるだろうな」
「相手がこういう状況だから、このサービスはきっと刺さるだろう」といった具合に。
こうした想像は自分の経験と見聞きした情報からしか導き出すことはできません。私自身も料理をするようになってから「どのように作って、何を使っているのか」という想像が膨らむようになりました。なので、相手にメリットを提供できるようになるには、自分のキャパシティを広げる必要があるのです。食わず嫌いはせず、自分という器をデカくしていかないと、新規事業を成功しないと感じた今日この頃です。